2016年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
まずは、皆様が健やかに新しい年を迎えられましたことをお慶び申し上げます。
昨年の日本経済は、一時は15年ぶりに日経平均株価が2万円台を回復し、好調な企業収益や雇用環境の安定により、景気回復への歩みを進めました。さらに、原油安や米国の利上げなどが日本企業に追い風となる一方、新興国経済の減速、消費税増税を控えた消費マインドの足踏みなど、依然として予断を許さない状況も続いております。
国内の自動車市場を振り返りますと、秋に開催された第44回東京モーターショーにおいては、各社の積極的なニューモデルの投入や、新しいパワートレイン、先進安全技術一層の普及など、国内外からの注目を集め、成功裏に閉幕いたしました。共催団体として参画し、その一翼を担うことができましたことは、当組合の喜びとするところであります。
輸入車市場においては、エントリーモデルへの先進安全技術の搭載、環境性能技術の向上、モデルラインアップの充実などが、お客様の支持を得ることができ、堅調に推移いたしました。
当組合は、設立50周年を迎え、2月に実施した50年の歴史を彩った代表的車両の特別展示に始まり、フォト&エッセイコンテスト、5月の記念祝賀会、会員各社のTOPインタビューなどの50周年記念事業も、本年予定しております「JAIA50周年史」の発刊をもって終了する予定です。改めて、これまで輸入車の発展を支えて下さった皆様、記念事業にご協力を賜りました皆様に御礼を申し上げます。
当組合は、これからも、新しい技術と魅力的なモデルをできる限り早く日本のお客様のお手元にお届けできるよう、引き続き国際車両認証制度(I-WVTA)の推進、安全・環境、税制、基準認証などの諸制度の国際化に向け、関係省庁ならびに関連団体等と連携し、活動を推進してまいります。
引き続き、ご理解とご協力をお願い申し上げるとともに、2016年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。