2024年11月15日(金)・16日(土)、東京の中心部である丸の内エリアにおいて「JAIAカーボンニュートラル促進イベント in 東京」(主催:日本自動車輸入組合)が開催されます(「JAIAカーボンニュートラル促進イベント in 東京」開催のお知らせ | JAIA 日本自動車輸入組合)。本イベントの初日、11月15日(金)13:00~17:00には、業界の第一線で活躍する方々をお招きしたトークセッションを実施し、「電動車市場の現状・課題と今後の動向」、「充電インフラの環境整備」、「クルマ・社会・パートナーシップ大賞と地方連携」、「自動車整備人材の課題と取組」の4つのテーマについて語っていただきます。ご興味ある方はぜひご視聴ください。
■トークセッション開催概要
日時:11月15日(金)13:00-17:00
13:00-14:00 セッション①「電動車市場の現状・課題と今後の動向」
14:10-15:10 セッション②「充電インフラの環境整備」
15:20-15:50 セッション③「クルマ・社会・パートナーシップ大賞と地方連携」
16:00-17:00 セッション④「自動車整備人材の課題と取組」
配信:日本自動車輸入組合(JAIA)のYoutubeチャンネルでライブ配信
下記のリンク、QRコードからご覧ください。
https://youtube.com/live/2IjlC9_S69Q?feature=share
プログラム:
13:00-14:00 セッション①「電動車市場の現状・課題と今後の動向」
登壇者紹介(順不同):
伊藤政道(経済産業省製造産業局自動車課長)
米澤鉄平(東京都産業労働局産業・エネルギー政策部長)
上野金太郎(日本自動車輸入組合理事長)
七五三木敏幸(Hyundai Mobility Japan株式会社乗用車事業部マネージングダイレクター)
福島洋(岩谷産業株式会社取締役 専務執行役員)
加藤正文(神戸新聞経済部長・特別編集委員・論説委員)
マルタ・シチギェウ(ポーランド投資・貿易庁東京オフィス所長)
<モデレーター>
花井真紀子(日刊自動車新聞社社長)
概要:
輸入EVのラインナップは、2020年の10ブランド・20モデルから、2024年9月末時点には商用車も含め19ブランド・151モデルにまで拡大していく中で、大型から小型まで、SUVやラグジュアリーモデル、スポーツタイプなど、多種多様なモデルにまで広がりを見せ、ユーザーの皆様の選択肢も広がってきています。
輸入EVの台数は2020年には約3,000台でしたが、政府や東京都をはじめ関係機関の切れ目ない継続的なご支援が続いている中で、2023年には初めて2万台を超え、輸入車(外国ブランド)の10%近くを占めるまでに拡大してきました。輸入車が日本のEVのマーケットで積極的な役割を果たすようになった中で、例えば充電インフラの環境整備など電動化に関する課題も認識することができ、JAIAとしてもその課題に対して関係機関の皆様と連携しながら具体的な取り組みを進めており、着実に課題解決の方向に進んでおります。
JAIAは2021年より輸入電動車の認知向上と電動化を進める上での課題を意識したイベントを実施するなど輸入電動車普及促進のプラットフォームとしての役割を果たしてきました。
こうした取り組みをはじめとして、関係方面のご尽力により、ユーザーの皆様の輸入電動車に対する一定の理解は進みました。一方で、日本国内全体のEV市場は踊り場にあるとの声もあり、今後の電動車市場の動向に関心が集まっています。
本セッションでは、日本の電動車普及について、政府の自動車政策を担当する伊藤・経済産業省自動車課長や米澤・東京都産業労働局産業・エネルギー政策部長、輸入車業界を代表しJAIA上野理事長、水素や燃料電池車について取り組むHyundai Mobility Japanの七五三木マネージングダイレクター、岩谷産業の福島取締役専務執行役員、またJAIAが実施した大阪・神戸のイベントにご参加頂いた神戸新聞の加藤論説委員、ポーランド投資・貿易庁東京オフィスのマルタ所長と幅広くバラエティに富んだ皆様に登壇頂き、日本の電動車市場の現状・課題について議論いただき、マルチパスウェイを意識して電動車市場の今後の動向について探ります。モデレーターは共催者である日刊自動車新聞社の花井社長が務めます。
14:10-15:10 セッション②「充電インフラの環境整備」
登壇者紹介(順不同):
伊藤政道(経済産業省製造産業局自動車課長)
入野泰一(日本自動車輸入組合副理事長兼専務理事)
長澤宏昭(フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社グループネットワークマネージメント部ディーラー開発シニアマネジャー)
伊藤剛(株式会社e-Mobility Power企画部長)
石村将章(株式会社東光高岳GXソリューション事業本部EVインフラ推進室長)
片岡幸朗(ABB株式会社エレクトリフィケーション事業本部E-mobility事業部事業部長)
貝原一弘(株式会社エネゲート理事)
名和克洋(ENEOS株式会社EV事業推進部長)
<モデレーター>
濱田勝(日刊自動車新聞社取締役経営企画室長)
概要:
輸入電動車の普及と充電インフラの整備は車の両輪のようなものです。電動車の購入を躊躇される方の中には充電インフラが不足しているということを挙げられる方もいます。本セッションでは、多くの充電インフラに関係する方々に登壇いただき、充電インフラの環境がこの数年大きく進展したことを感じていただける内容になっています。
JAIAは充電インフラの環境整備に関しては重要な課題として位置づけており、昨今、充電インフラに関して幅広い課題に対応するため、JAIA内に横断的なチームを立ち上げて検討を進め、充電電圧等に関する規制緩和の検討といった充電インフラの環境整備について政府等への要望を実施してきました。 JAIAも委員として検討に参加し、昨年10月に経済産業省で策定された「充電インフラ整備促進に関する指針」にはJAIAの要望も反映して頂き、欧米並みの高電圧化に向けた充電インフラの環境整備等が具体的に動き出しています。
本セッションのパネリストとして、充電インフラ整備の指針もまとめられた政策のかじを取る経済産業省から伊藤自動車課長、日本の充電インフラ整備を牽引している企業5社(e-Mobility Powerの伊藤企画部長、東光高岳の石村EVインフラ推進室長、ABBの片岡E-mobility事業部長、エネゲートの貝原理事、ENEOSの名和EV事業推進部長)に加え、JAIA(入野副理事長兼専務理事とフォルクスワーゲングループジャパンの長澤シニアマネージャー)も登壇し、各社の充電インフラの環境整備における具体的な取り組みを紹介し、充電インフラ環境が近年大きく進展したということをユーザーのみなさまに実感していただくとともに、残された課題についても整理しながら、今後の充電インフラ環境の一層の整備に貢献していきたいと思います。モデレーターは共催者である日刊自動車新聞社の濱田取締役が務めます。
15:20-15:50 セッション③「クルマ・社会・パートナーシップ大賞と地方連携」
登壇者紹介:
フィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ(ポルシェジャパン株式会社代表取締役社長)
<モデレーター>
花井真紀子(日刊自動車新聞社社長)
概要:
「クルマ・社会・パートナーシップ(CSP)大賞」は、自動車産業で働く550万人と自動車ユーザーによる地道な活動とさまざまな貢献に「ありがとう」と感謝を伝え、それぞれの好事例を幅広く発信する活動として、日本自動車会議所の創立75周年を記念して2021年に創設されました。 これまでに自動車メーカーをはじめ自動車関連企業のほか、地方自治体や業界団体などからさまざまな応募があり、過去3回で74社・団体が受賞しています。 対象は、①クルマや人の移動に係わる困りごとを解決する活動、②地域の社会の地域活性化に取り組んでいる活動、③環境、教育、健康、福祉などの向上を目指す活動、④クルマを大切に取り扱う、クルマの価値を高める活動などです。
本セッションでは、CSP大賞とは、どのようなものなのか、その概要について具体的に紹介します(第4回CSP大賞の募集期間は9月9日から11月25日まで)。併せて、昨年第3回CSP大賞で、「地域・コミュニティ活性化賞」を受賞したポルシェジャパンによる地方連携の取り組み内容等、ポルシェジャパン㈱ 代表取締役社長のフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ氏が登壇してお話します。モデレーターは共催者である日刊自動車新聞社の花井社長が務めます。
16:00-17:00 セッション④「自動車整備人材の課題と取組」
冒頭挨拶:
村井章展(国土交通省 物流・自動車局 自動車整備課 整備事業指導官)
登壇者紹介(順不同):
平井一史(全国自動車大学校・整備専門学校協会(JAMCA)副会長)
島田晋(Honda Cars東京西取締役執行役員管理本部長)
井上秀(あいおい人材交流協会理事長)
西村篤司(ビー・エム・ダブリュー株式会社カスタマーサポートリテールトレーニングテクニカルトレーニングマネージャー)
森大樹夫(ドゥカティジャパン株式会社アフターセールス部アフターセールスダイレクター)
<モデレーター>
濱田勝(日刊自動車新聞社取締役経営企画室長)
概要:
自動車整備人材不足は少子化を含めた構造問題を背景とした業界全体の喫緊の課題であり、国土交通省も2022年に自動車整備の高度化に対応する人材確保に係る検討WGを立ち上げ、関係団体・事業者とともにオールジャパンでの取組みを進めています。JAIAでも2022年秋に“自動車整備人材関連情報連絡会”を設置し、国のWGにも参加しながら、課題克服に向けて各種情報の共有や会員各社と具体的な活動を続けております。
本トークセッションでは、所轄官庁である国土交通省の村井整備事業指導官から整備士不足の現状や取組みの紹介後、整備士を養成する団体である全国自動車大学校・整備士専門学校協会(JAMCA)の平井副会長から最近の学生の傾向や採用側企業が留意すべきポイントを紹介頂き、国産販売店で外国籍人材の独自のプログラムを開発したHonda Cars東京西の島田取締役から、採用実績に繋げたプロジェクトを紹介頂きます。また、フィリピンからの技能実習生を多数受け入れた実績のある、外国人技能実習生の支援団体のあいおい人材交流協会の井上理事長から技能実習制度の概要や、企業が外国籍人材を受け入れる際のポイントなどを豊富な実績をもとにお話しいただきます。さらに、JAIAからは四輪を代表してビー・エム・ダブリューの西村マネージャー、二輪を代表してドゥカティジャパンの森ダイレクターが参加し、輸入車販売店の課題、採用や定着に向けた成功事例の紹介などお話しいただきます。
整備人材に関連する多くのパネリストとともに、自動車整備人材の採用と定着に関わる課題に対して具体的な事例も示しながら課題解決のヒントを探ります。モデレーターは共催者である日刊自動車新聞社の濱田取締役が務めます。
※各セッションのタイトル及び登壇者は変更となる可能性ございます。