11月15・16日、日本自動車輸入組合(JAIA)は、「JAIAカーボンニュートラル促進イベントin 東京」を東京・丸の内エリアで開催しました。会場は、東京駅と皇居前を結ぶ「行幸通り(11月15日のみ)」のほか、「丸ビル屋外スペース」、「KITTEテラス(屋外)」、「東京ビルTOKIAガレリア」といった複数会場を利用し、丸の内エリアを一つの大きな〝面〟として捉え、世界に情報発信すべく企画しました。JAIAが東京都内で一般向けに輸入電動車のイベントを開催したのは初めてです。
今回はJAIAだけでなく日刊自動車新聞社にも共催者になっていただくとともに、日本自動車会議所、日本自動車工業会、日本自動車販売協会連合会の各自動車団体をはじめ、日本貿易会、2025年日本国際博覧会協会にもご後援を賜り、JAIAだけでは解決できない電動車の様々な課題解決を意識した内容として開催しました。本イベントの開催にあたり、ご協力を賜りました皆様に御礼申し上げます。
<主催・共催・後援>
・主催:日本自動車輸入組合(JAIA)
・共催:日刊自動車新聞社
・後援:経済産業省、国土交通省、環境省、東京都、千代田区、
日本自動車会議所、日本自動車工業会、日本自動車販売協会連合会、
2025年日本国際博覧会協会、日本貿易会
本イベントは四輪インポーター11社から33台、⼆輪インポーター2社から4台、自動車関連事業者その他14社が参加しました(出展社⼀覧は以下の通り)。
<出展社⼀覧(出展車両:12社46台)>
・四輪インポーター:11社・33台
フォルクスワーゲングループジャパン(アウディ)、ビー・エム・ダブリュー、
BYD Auto Japan、Hyundai Mobility Japan 、ジャガーランドローバージャパン、
マクラーレンオートモーティブアジア、メルセデス・ベンツ日本、ポルシェジャパン、
テスラジャパン、フォルクスワーゲングループジャパン、
ボルボ・カー・ジャパン(注:TOKIAに整備人材連絡会関連ブースも出展)、
UDトラックス(注:TOKIAでブース出展)
・二輪インポーター:2社・4台
ビー・エム・ダブリュー、プロト
・試乗プログラム:4社・9台
ビー・エム・ダブリュー、Hyundai Mobility Japan 、ジャガーランドローバージャパン、
メルセデス・ベンツ日本
・充電・リサイクル事業者・その他:14社
ABB、オオノ開發、ベルエナジー、東京都環境公社、Enegate、東光高岳、ENEOS、Power X、
Hakobune、DOWAエコシステム、AHK(在日ドイツ商工会議所)、
日本自動車連盟、2025年日本国際博覧会協会、岩谷産業
JAIA会員12社より出展車両と試乗プログラム(輸入電動車同乗試乗会)を合わせると、JAIA電動車イベントとしては過去最大となる合計46台の出展となりました。EVやPHEVに加え、燃料電池車(FCV)や電動二輪車も展示。11月16日には自動車評論家の運転による輸入電動車同乗試乗会も実施し、多くの来場者が輸入電動車の乗り心地を体感しました。一般向けで試乗プログラムを実施したのも初の試みです。
11月15日には開会式典を実施し、また、開会式典後の午後、4つのトークセッション(①EV市場の現状・課題と今後の動向、②充電インフラの環境整備、③クルマ・社会・パートナーシップ大賞と地方連携(ポルシェジャパンのフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ社長が登壇)、④自動車整備人材の課題と取組)が行われました。電動車関連のイベントでトークセッションを実施したのも初の試みとなりました。
また、JAIA YouTubeで開会式典とトークセッションの模様を生配信するのも初の試みとなりました(アーカイブ動画は以下のURLより現在でもご覧頂けます)。
<JAIA YouTube>
・開会式典 URL:https://www.youtube.com/watch?v=EYPZKiqoHo0
・トークセッション URL:https://www.youtube.com/watch?v=2IjlC9_S69Q
<開会式典>
式典では、上野理事長スピーチに続き、経済産業省(伊藤 製造産業局自動車課長)、国土交通省(久保田 物流・自動車局次長)、東京都(米澤 産業労働局 産業・エネルギー政策部長)による来賓挨拶をいただきました。また、式典では、テープカットとフォトセッションが行われました。フォトセッションを2つ会場(明治安田ホール、行幸通り)で実施するのも初めての取り組みとなります。
・主催・来賓挨拶の風景
→主催者挨拶及び来賓挨拶はこちらからご覧ください。
・開会式典の風景
・テープカット・フォトセッションの風景
<トークセッション>
11月15日、電動車を取り巻く課題などを意識したトークセッションを実施しました。
セッション①の「電動車市場の現状・課題と今後の動向」には、上野理事長や経済産業省製造産業局の伊藤自動車課長、東京都産業労働局産業・エネルギー政策部の坂井ZEV推進担当課長らが登壇し、マルチパスウェイを意識して電動車市場の今後の動向について探りました。
・トークセッションの風景
セッション②の「充電インフラの環境整備」には、伊藤自動車課長、入野泰一JAIA副理事長兼専務理事、フォルクスワーゲングループジャパンのグループネットワークマネジメント部の長澤シニアマネージャー等が登壇。輸入電動車の普及と充電インフラの整備はクルマの両輪のようなものといわれるなか、電動車購入をためらう人の多くが充電インフラであることに着目し、充電インフラの環境が大きく変わりつつあることなどをインフラ事業者の目線からも示しました。
セッション③は「クルマ・社会・パートナーシップ大賞と地方連携」には、第3回の同賞で「地域・コミュニティ活性化賞」を受賞したポルシェジャパンのフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ社長(JAIA理事)と日刊自動車新聞社の花井社長が登壇。対談形式で木更津市との連携についての取り組みの背景、具体的な取り組み内容が紹介されました。
セッション④は「自動車整備人材の課題と取り組み」には、国土交通省物流・自動車局自動車整備課 村井章展整備事業指導官、全国自動車大学校・整備専門学校協会の平井副会長やビー・エム・ダブリューの西村カスタマーサポートリテールトレーニングテクニカルトレーニングマネージャー、ドゥカティジャパンの森アフターセールス部アフターセールスダイレクター等が登壇。自動車業界全体で課題として挙げられている整備人材の問題について、送り出す側と採用側の目線からのポイントなどを議論しました。
<各会場:行幸通り、丸ビル屋外スペース、KITTEテラス(屋外)>
「行幸通り」等では会員企業の輸入電動車を並べ、都心を行き交うビジネスパーソンや観光客などに輸入電動車の豊富なラインアップや性能の高さ等をアピールしました。東京マラソンの先導車やフォーミュラEで競ったレース車両のプロトタイプなど、日ごろはなかなか見ることのできない車両も展示し、訪れた一般の方々を魅了しました。
大企業の本社が多く、富裕層や観光客などが集まる丸の内エリアでのイベント開催のため、仕事終わりの会社員などが訪れやすいよう、イベントの終了時間を従来の午後7時までにするなど、運営面でも工夫を凝らしました。
・展示風景:行幸通り
展示された車両の一部を紹介(各出展者より1台のみを紹介)
・展示ブースの一部を紹介
・展示風景:丸ビル屋外スペース
・展示風景:KITTEテラス(屋外)
<各会場:東京ビルTOKIAガレリア>
電動商用車に関わる展示の他、充電インフラやバッテリー・リサイクル事業者、自動車整備人材関連、その他電動化に関わる事業者が、カーボンニュートラル促進に向けた取り組みを紹介するブース展示等を行いました。
・展示風景:東京ビルTOKIAガレリア
展示ブースの一部を紹介
<輸入電動車同乗試乗会>
一般客向けの「輸入電動車同乗試乗会」は11月16日に行われました。著名な自動車評論家8人による運転のもと、輸入電動車の魅力を解説いただきながら、電動車の優れた性能を体感する試乗プログラムも実施。JAIAメンバーから4社9台(BMW:4台、メルセデス・ベンツ:3台、ヒョンデ:1台、レンジローバー:1台)が出展し、当日は約70人が参加しました。
(参考)輸入電動車同乗試乗会に協力頂いた自動車評論家8名
石川真禧照氏、岡本幸一郎氏、金子浩久氏、河村康彦氏、
菰田潔氏、まるも亜希子氏、桃田健史氏、諸星陽一氏
・電動車同乗試乗会の風景
<メディア掲載関連>
本イベントには、テレビ(NHK、TBS、フジテレビ、テレビ朝日)、新聞・Web(日本経済新聞、日刊工業新聞、日刊自動車新聞、時事通信社、共同通信社)等の多数のメディア(37媒体:65名)が来場しました。また、紙面及びWeb(日本経済新聞、日刊工業新聞、日刊自動車新聞等)で報道されました。
(参考)メディア主な掲載例
・テレビ朝日(テレ朝ニュース(AbemaTV))
URL:https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000384886.html?display=full
・日刊自動車新聞
→特集記事はこちらからご覧ください。