2012年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
まずは、皆様が健やかに新しい年を迎えられましたことをお慶び申し上げます。
日本では、昨年3月に発生した東日本大震災により、多くの尊い命が奪われ、また、原子力発電所の事故もあり、今なお多くの方が避難生活を余儀なくされています。
日本自動車輸入組合(JAIA)を代表して、被災された皆様とそのご家族、そして日本国民の皆様に改めてお見舞い申し上げます。
このような中、日本の皆様が、復興に向けていち早く歩み始めている姿は、世界に驚きと感動を与え、日本の強さを改めて印象づけたと思います。日本の自動車メーカー各社も、素早い生産体制の回復に精力的に取り組み、基幹産業としての役割を見事に果たされており、心より敬意を表します。
私ども日本自動車輸入組合の会員各社も、被災された皆様への支援を継続し、日本の復興にお役に立てるよう、活動してまいります。
さて、昨年の輸入車市場は、各社の環境性能に優れたニューモデルの積極的な投入、電気自動車をはじめとする次世代自動車技術の紹介等が功を奏し、前年に比較し大きく好転いたしました。
私どもは、こうした前向きな取り組みを維持し、輸入車市場のさらなる健全な発展のため、安全・環境、基準認証、税制などの諸制度についても、日本市場の国際化に向けて、関係各方面に引き続き働きかけてまいる所存であります。
また、異なる文化と歴史に育まれ、高い安全性と革新的な環境性能を備えた、世界中で個性的なブランドを今後も幅広く提供し、日本の自動車市場、さらには日本経済の発展へ貢献したいと考えております。
さらに、2010年7月にスタートいたしました二輪車業務につきましても、会員各社およびお客様のニーズを踏まえた取り組みを進めているところであり、さらなる飛躍に向けて一層の努力をしてまいります。
引き続き皆様の一層のご支援をお願い申し上げるとともに、2012年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。