2013年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
まずは、皆様が健やかに新しい年を迎えられましたことをお慶び申し上げます。
日本経済は、一昨年の東日本大震災から力強く立ち直り、復旧から復興へと着実にその歩みを進めております。日本は未曽有の大地震とこれに続く原子力発電所の事故という危機に直面しましたが、日本中の人々が忍耐強い団結によりこの危機を克服しつつあり、全世界に対して、日本の人々の卓越した危機対応能力を明確に示しており、このことに心から敬意を表します。
同時に、原子力発電所の事故の影響により、今なお避難生活を余議なくされ、長期に渡って対応策に取り組んで行かなければならない多くの方々に、改めて、心よりお見舞いと励ましの言葉を申し上げたいと存じます。
また、昨年末には衆議院議員の総選挙が行われ、政権交代が行われました。新政権には、震災復興への取り組み強化はもとより、総合的な経済政策を速やかに実施し、安心して暮らせる活力に満ちた社会を一日も早く築いていただけるよう希望します。
さて、昨年の輸入車市場は、各社の環境性能に優れたニューモデルの積極的な投入、また新たに開発された安全装備に代表される次世代自動車技術の紹介等が功を奏し、一昨年に続き順調に推移いたしました。
私どもは、こうした意欲的な取り組みを一層推進しつつ、海外の文化と歴史に育まれ、高い安全性と革新的な環境性能を備えた個性的かつ多様なブランドを、これからも幅広く提供し、輸入車市場のさらなる健全な発展を通じ、日本の自動車市場の活性化、ひいては日本経済の発展に貢献したいと考えております。
そのためにも、国際車両認証制度(I-WVTA)の推進、安全・環境、基準認証、税制などの諸制度の国際化に向けて、関係省庁等と連携、協力してまいります。
事業開始から4年目となります輸入二輪車事業におきましても、PHP認証制度の確立をはじめ、会員各社およびお客様のニーズを踏まえた取り組みを更に行ってまいります。
引き続き皆様の一層のご理解と御協力をお願い申し上げるとともに、2013年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。