2015年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
まずは、皆様が健やかに新しい年を迎えられましたことをお慶び申し上げます。
昨年の日本経済は、安倍内閣の積極的な経済政策「アベノミクス」により、回復への歩みを進めました。しかし一方では、4月に消費税率が8%へと引き上げられたことにより、さまざまな影響が生じ、自動車業界にとっても、3月までの駆け込み需要と4月以降の反動減に翻弄された一年となりました。
輸入車市場においても、4月以降の反動減の影響は大きかったものの、お客様に大きなご支持をいただき、また各社の積極的なニューモデル導入の効果もあり、おかげさまでまずまずの実績を残すことができました。わが国における輸入車の裾野は着実に広がっていると実感しております。
さて、当組合は本年、創立50周年を迎えます。半世紀にわたり輸入車の発展を支えて下さったお客様、関係者の皆様に改めて御礼を申し上げます。そこでこの節目に、輸入車50年の歩みを振り返り、また将来に向けてのコンセプトや新しい技術の紹介など、さまざまな場面で輸入車を積極的にアピールし、秋に開催予定の第44回東京モーターショーに向けて、輸入車の一層の浸透をはかってまいる所存です。
また、事業活動においては、引き続き国際車両認証制度(I-WVTA)の推進、安全・環境、基準認証、税制などの諸制度の国際化に向けて、関係省庁のご指導のもと、関連団体等と連携、協力し、魅力的なモデルや技術をできるだけ早く日本のお客様のお手元にお届けできるよう努めてまいります。
日本人は、伝統的な習慣として、世界中から優れた技術や製品を取り入れてきました。私どもは、海外の文化と歴史に育まれ、高い安全性と革新的な環境性能を備えた「世界で愛されるブランドが生み出す魅力ある製品」を、二輪車、四輪車共に、日本のお客様に幅広く提供することで選択肢を広げ、輸入車市場のさらなる健全な発展を通じて、日本の自動車市場の活性化、ひいては日本経済の発展に貢献してまいります。
引き続き皆様の一層の支援をお願い申し上げます。