2022年6月30日、日本自動車輸入組合(JAIA)は、大阪市北区のグランフロント大阪にて、報道関係者の方々を対象に「JAIA輸入電動車普及促進イベント in 大阪」を開催いたしました。本イベントは関西エリア初のJAIA主催による輸入電動車の展示イベントとなり、輸入四輪車インポーター9社・輸入二輪車インポーター3社、充電関連事業者8社、整備人材関連1 機関の参加のもと、各社の輸入電動車の最新ラインナップと充電関連事業者等が一堂に会しました。併せて、四輪と二輪の電動車を同時に展示するのも、JAIAとして史上初の試みとなりました。
今回、輸入四輪車インポーター9社から17台、輸入二輪車インポーター3社から8台が出展されました。
JAIA会員はこれまで、積極的に電動車のラインナップを拡充してきた結果、 2021 年は EV ・ PHEV の販売も急拡大し、特に EVは前年の約 2.7 倍の 8,610 台と、着実に販売台数を伸ばしました。一方、諸外国の例として、ドイツでは新車乗用車販売に占める EV ・ PHEV の割合が約 26% と着実に増加しています。
このような状況の中、JAIA は昨年より輸入電動車普及促進のプラットフォームとして活動し、輸入電動車の認知向上の取組みとして、輸入電動車普及促進イベント(2021 年 6 月)と輸入電動車試乗会(2021 年 11 月)を開催しました。認知向上の取組みについては、昨年の東京でのイベント・試乗会に続き、今年は大阪で業界の垣根を越えて(産業横断的)、充電インフラ関係企業とのコラボレーション、電動二輪車の出展、さらには燃料電池車及び電気バスの展示等、様々な工夫を凝らしながら実施いたしました。
今回イベントを開催する大阪を含む関西エリアは、登録車に占める外国メーカー車のシェアが高い都道府県ランキングトップ6 のうち 4 県(兵庫、大阪、奈良、京都)を占める重要なエリアであり、関西地区においても輸入電動車の認知向上を図ることを目的とし開催しました。なお、大阪府は軽乗用車を除く乗用車について、 2030 年までに新車販売の9割を電動車にする目標を掲げています。
第一部のセレモニーでは、クリスチャン・ヴィードマン理事長スピーチに続き、後援名義を付与頂いた関係省庁及び地方公共団体として、経済産業省(清水淳太郎大臣官房参事官(自動車・再生可能エネルギー担当、7 月1 日付で自動車課長))、国土交通省(真下一則自動車局審査・リコール課不具合情報調査推進室長)、環境省(福嶋慶三近畿地方環境事務所環境対策課長兼地域脱炭素創生室長)、大阪府(金森佳津環境政策監)による挨拶、その後、2025年日本国際博覧会協会(森栄子機運醸成局地域・観光部審議役)、関西電力(児玉智ソリューション本部開発部門 開発部長)による来賓挨拶を頂きました。
また、セレモニーでは、フォトセッションが車両展示会場で行われました。
「JAIA輸入電動車普及促進イベント in 大阪」は、29媒体48名のメディア(テレビ、新聞、Web等)がご参加頂き、当日、イベントの模様がテレビ大阪の「やさしいニュース」、NHK の「ほっと関西」で放映されました。また、紙面及びWeb(日本経済新聞、産経新聞、読売新聞、日刊自動車新聞、日刊工業新聞等)でも多数報道されました。
併せて、領事館、地方自治体、公的機関関係者、充電・充填関連事業者、自動車整備専門学校関係者もご来場頂き、当組合に加盟するインポーター各社が出展する各国のブランドの最新モデルにご内覧頂き、輸入電動車の魅力を体感され、その魅力を幅広く発信できる機会となりました。
また、充電インフラの拡充は喫緊の課題と認識しており、輸入電動車の普及には充電インフラの拡充も欠かせないため、充電関係事業者とコラボレーションを実施しました(充電器事業者8社が出展)。
自動車整備の人材不足も喫緊の課題と捉えており、本イベントに関西地域の自動車整備専門学校関係者を招待し、希望するインポーター各社担当者、更には販売店にもご参加をいただき、意見交換を行いました。さらに、整備人材関連として、在日ドイツ商工会議所が出展し、現在、当該商工会議所にて開発を行っているメカトロニクス専門職業プログラムの背景、目的や概要についてブースを開設した上で、関係者にその内容の紹介の場を提供しました。
これからも、大阪でのイベント開催を契機に、JAIA 会員各社が一丸となって魅力ある輸入電動車のラインアップを拡充するとともに、 JAIA は電動車普及促進のプラットフォームとしての活動を更に推進いたします。